うつ病の原因を確認【心の負担を軽くする】

ハート

うつの基礎知識

看護師

抑えておくべきポイント

こころの病というと特別視されることも多いのですが、薬を飲んで医師の指示通りに生活・休眠することで改善するという点を考えると、他の病気と何ら変わらないと言えるのではないでしょうか。メンタルヘルスとして広く知られるものといえばやはりうつ病ですが、うつの治療にも通常の病気と同じように服薬が重要な役割を果たしています。心への強い負荷(ストレス)や体への負荷(仕事や学業などでの疲労)を原因として発症することの多いうつ病ですが、薬は心ではなく体に作用するものです。心のケアも必要ですが、体のケアも必要なため、治療の際に薬を用いることが多いと説明できるでしょう。うつの場合、神経機能のバランスが取れなくなっていたり、乱れたりしていることで腹痛や食欲不振などからだに様々な症状を引き起こしているケースが多いと言えます。こうした機能を整えるために薬が必要なため、処方された薬は用法用量を守って正しく服薬する必要があるのです。改善薬のほとんどは長期的に服薬することで初めてその効果が見られるようになっています、そのため最低でも半月〜1ヶ月前後は使用を続けたほうが良いでしょう。「薬を飲んでも良くならないから飲むのをやめた」というケースもよくありますが、効果が出るまでの期間を正しく把握していない場合がほとんどでしょう。何をストレスと感じるかが人それぞれであるように、うつ病になる原因はまちまちです。服薬で体のケアをし、診察やカウンセリングで心のケアをすること、それがうつを治すために必要な2つのステップといえるでしょう。風邪はウイルスによって引き起こされますが、うつ病を引き起こす原因は人によって違います。人間の悩みは大抵の場合、人間関係・金銭・健康の3つに分かれるといわれますが、この3つの中で著しく苦しさや負担を感じるものがある場合、それがうつを引き起こす原因になる可能性は十分にあるといえるでしょう。たとえば職場や学校、家庭での人間関係でトラブルが起きている場合、そこから離れない限りはストレスを感じ続けることになります。職場でのパワハラや長時間の労働なども肉体だけでなく精神に大きな負担を与える要因と言えるでしょう。心だけでなく肉体への負担もうつを引き起こす原因になるというのはあまり知られていません。「自分は大丈夫」と考えていて、精神的には苦痛を感じていない状態でも、ある日急に起きられなくなった、あるいは涙が止まらなくなってしまったというケースがあります。これは肉体への負担が大きく、それに本人が気づいていない状態(あるいは感じないように我慢している状態)をさしていて、体と心が耐えきれずにSOSサインを出したと考えて良いでしょう。これがまさにうつ病であり、うつを意識付けるきっかけになるという人も多くいます。自分のことというのは分かっているようで実は分かっていないものです。何がきっかけでストレスを感じるか、負担だと思うかは人によって異なるため、頑張りすぎてしまう人は特に注意が必要です。完璧を追い求めすぎず、人の力を借りることや、自分を褒めて休息を取らせることもまた時には大切といえるでしょう。